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第一回 IKIZAMA session
どんなに小さいことでもいいから
一位になることの大切さ

登壇者:秦卓民 氏

2023.6.20 update

IKIZAMA session とは、様々な分野でご活躍されている経営者や事業家、アーティスト、料理人etc…
人生経験豊富な先輩を招き、成功までの道のりから失敗談まで、どのような生き様でここまで走ってきたのかを赤裸々に語って頂くコンテンツです。
若い世代に、自分らしさを大切に「自分が主役の人生を楽しんでほしい」という想いで開催しています。


人生の主役はあなたです。
そして私たちは、その物語を応援する応援団です。

梅原 (ファシリテーター):
IKIZAMAセッションは、「人生の主役はあなたです」というテーマでお届けしていきます。だから、今日の主役はここに集まっていただいているみなさんです。
一人一人の人生にはそれぞれ違った物語があると思います。そして僕たちは、皆さんがこれから歩んでいく物語を誰よりも応援したい応援団、サポートしていく味方ありたいと思っています。
もし学生の皆さんが就職活動を始めるまでにかっこよく生きている大人の生き様に出会えたら、「とりあえず就職する」のではなく、「かっこよく生きたい」っていう思いを持って就職活動に臨めると思うんですよね。
僕自身これまで、素晴らしい物語の主役として生きている沢山の先輩方に応援していただきました。
叶芽では毎月、この人の話をぜひ聞いてほしいというゲストを迎えて、いい時間を一緒に過ごせたらなと思っています。

人生のうち仕事に使う時間は5〜6割。
それならただお金や家庭のためじゃなく、楽しさややり甲斐を感じられる社会になって欲しい。

秦 (プレゼンター): エナジャイズの秦です。僕は会社を2009年に会社を設立しました。今は東京のオリンピックスタジアムの前に本社構えているのですが、普段は福岡県博多市に住んでいます。クラアントは結構いろんなお客さんがいらっしゃるのですが、大企業もいれば、ベンチャー企業もいます。一番得意分野なのは、アーリーステージで今から目が出る企業さんの経営の加速をすることです。

ところで、皆さんのお父さんとお母さんを見て「仕事楽しそうだな」と思う人ってどれくらいいますか? 普段通勤電車に乗っていて、楽しそうな人っていないじゃないですか。そういうのってもったいないなと思って。人生のうち、仕事に使う時間って5割から6割ぐらいだと思うんですけど、それがただお金のためとか、家庭のためっていう時間じゃなくて、自分がすごく楽しいとか、やりがいを感じるっていう社会になって欲しいなと思っています。

僕が就活をする時っていうのは、簡単に言ったら「お金持ちになりたい」という軸がありました。何でお金持ちになりたかったかって言うと、僕はお母さんがリュウマチっていう病気で、体が固まっちゃう病気なんですよね。それにもう30年前からかかっているんですが、うちの両親は離婚しているんで、いつか僕がお母さんの面倒をみたいなっていう思いがあったんです。

お給料がいいところというと、外資系の金融っていう話になっちゃうんですけど、僕はスポーツ大好きなのでスポーツに関わる仕事がしたいなって思っていました。そして、いつか海外赴任したいなって。あと、営業が全くない仕事が良かったんです。営業は人に頭を下げてばっかりで、いつも怒られているイメージがあったので、営業だけは全くない仕事で仕事選ぼうと思っていました。

僕の人生を変えた叔父さんからのアドバイス
「どこの分野行ってもいいから、まず一番を目指しなさい」

最終的にはベンチャーリンクっていう、今でいうサイバーエージェントみたいな会社に入ることができました。就職先が決まったので、僕の叔父に「ベンチャーリンクという会社に入ることになりました」って挨拶をしに行くことにしました。僕の叔父は結構すごい人で、MITを卒業して、その後シカゴ大学のMBAを取ってるんです。50年ぐらい前の話になりますので、当時MBAを取っている人はあまりいなかったんですよね。そしてその後ゴールドマンサックスに勤めて、アメリカで初めてのパートナーになったアジア人なんです。さらに、ユニゾンキャピタルという会社を立ち上げました。

そんな人に「ベンチャーリンクという会社に入ることになりました」って報告をしたら、最初は怒られるかなと思ってたんです。おじさんみたいにすごい会社からしたら、かなり小さい会社に入ったので、ちょっと恥ずかしさもあったんです。しかし意外にも、叔父さんは「いいと思うよ」と言ってプッシュしてくれたんです。

どうしていいと思うんですか?って聞いたら、「どの道に行くかではなくて、選んだ道でどれだけ頑張れるかだから、どこでもいいんじゃないか。」「私だったらサイコロを振って決めるよ。」って言ってくれたんです。さらに、一つだけアドバイスがあるとすると何ですかって聞いた時の、叔父さんからの言葉を皆さんにシェアしたいと思います。

それは非常にそれはシンプルな言葉でした。なんて言われたかって言うと、「どこの分野に行ってもいいから、まず一番を目指しなさい」ということでした。それは会社で1位とか、全国一位にとか、この大学で1位とかじゃなくて、トイレ掃除1位でも何でもいいから1番でなりなさい、ということでした。

なんで一番になると良いんですかって聞いたら、「一番になるとまず人が覚えてくれる。トイレ掃除一番でもいいし、朝来るの一番でもいい。それを周りが覚えてくれていて、何か困った時とか新しいことやる時に、その人の名前が思い浮かべられると、必ず周りがチャンスを与えてくれる。それをどんどん続けていくと、気がついたら振り返った時にとんでもなく幹の太い仕事をすることができるようになってる。だから、何でもいいから一位を目指して頑張ってみたら?」という風に言われたのが20年前です。

一番になると信頼を得て、沢山のチャンスを与えてもらえる。
そして気づいた時には、自然とやりたい事が実現できる人生を歩んでいる。

僕がベンチャーリンクに入って衝撃的だったのは、配属されたのが新規営業チームだったことです。営業だけは嫌だって就職活動したんですけど、配属先が営業になってしまいました。隣にいる先輩が手にガムテープで受話器を縛って電話してるんですよ。本当に営業は嫌いだったんですけど、とにかく一生懸命頑張りました。でも残念ながら、1年目は103人いた同期の中で営業を取れなかったのは僕だけでした。2年目はとにかく頑張りました。叔父さんと約束したので、朝一番に行くとか、本だけは絶対に一番読むと決めて実行しました。一番になることをいっぱいやった甲斐もあって、2年目で全国1500人ぐらいの中で9番になりました。3年目で5番になって、4年目で1番を取ることができました。

その結果、営業一番だったら、隣の部署からコンサルティングチームを見てくれというオファーが来ました。この時になんとなく叔父さんが言っいていたことが分かってきました。一番になったら向こうからお誘いが来るんだってことですね。だって信頼されてるから。営業の領域ですごい結果出したんだったら、コンサルティングを任せられるんじゃないかなと思って、コンサルティングチームを任せてもらえたんです。今は自分の会社を作って、ビジネスに関してコーチングをするっていう仕事をやっているんですけど、このコーチングの道でも1番になったら、今度はアスリートをコーチングすることができました。アスリートのコーチングをすることができるようになってくると、働きがいがある会社ランキングで日本で一番になったんです。そうすると、海外から一緒に働きがいのある会社を作る運動をしようっていう話があって、今は海外の企業とライセンスを組んでいます。

つまりはですね。一番を目指していたら何が起きたかっていうと、昔自分がしたかったことが全部できるようになってきたっていう話です。このことがおじさんが言っていた話なんだなって。どんな小さな分野でもいいから一番を目指して、それを手にすることで、周囲からの信頼を得て、チャンスをいただけるようになり、気がついたら自分が昔やりたいと思っていたことを自然と実現できる人生を歩むことはできるんだって。

どの道に行くべきかの答え探しにどれだけ時間を使うかではなく、選んだ道でどれだけ一生懸命頑張れるかというところが大切だということです。皆さんが将来働く時に、楽しく仕事をすることが、僕のミッションになりますので、みんな口角を上げて楽しそうだなって思われるような形で仕事をしていただけたら嬉しいです。


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