あなたには今、夢がありますか？大きくても小さくても良い。何かぱっと頭に思い浮かぶ願いはありますか？

私は、今は夢や希望を持ちづらくなった時代だと感じています。新しい挑戦をしようとしたら周りにできない理由を並べ立てられたり、出る杭は打たれてしまう。沢山の小さな芽が踏み潰されてしまうことで、「どうせ」「しょせん」「やっぱり」といった未来を諦めた言葉が日本中に蔓延してしまっているように思います。

「いま一度、幅広い世代に向けて、夢を持つことの大切さを伝えたい！」
それが、私たちが叶芽を立ち上げた理由です。

「今晩おいしいものが食べたい。」「家族が幸せに暮らせる家を建てたい。」「億万長者になりたい。」
願いの大きさも形も、人それぞれです。自分の心とゆっくりじっくり向き合って、まずはあなたの夢を思い描いてみてください。

あなたにぴったりの夢が思い描けたら、次はそれを人に話してみませんか？どんなに素晴らしい願望やアイデアがあっても、一人でできる事には限界があります。新型コロナウィルスの蔓延でリアルな人との繋がりの薄れてしまった昨今。こんな時代だからこそ、人の想いに耳を傾け、心と心で対話をし、愛をもって応援しあえるようなコミュニケーションが必要だと思うんです。

夢や願いは言葉にして初めて形になり、そこに魂が宿ります。そしてあなたの夢を知った周りの人は、あなたのことを応援したくなります。
みんなで助け合い、育み合い、それぞれの小さな芽がやがて稲穂のようにキラキラと輝いて実る。
叶芽は、そんな温かくて優しい絆を広げていきたいと思っています。

あなたの夢を祈願する「絵馬プロジェクト」、あなたの夢をシェアする「カタリバ」、若者の夢をサポートする「IKIZAMAセッション」など、叶芽は様々なイベントを通じて皆さんの夢と向き合い応援していきます。

叶芽は、生産者の夢や想いにも真摯に向き合っていきます。

温暖化や異常気象などの環境変化が激しい現代、ものづくりの現場では様々なリスクが伴います。
叶芽の原料となる酒米を生産してくれているオーガニック農家さんは、「美味しいお米を作りたい」「後世のために持続可能な環境に配慮した米作りがしたい」という想いで日々自然の脅威と戦っています。
酒米から日本酒を造り出す杜氏さんは、「美味しいお酒を造りたい」「たくさんの人に飲んでほしい」という想いで、毎年気候やデリケートな微生物と向き合っています。

予測の難しいモノづくりに誠意を込めて取り組み、諦めずに挑み続ける。叶芽はそんな生産者の姿勢を世界に発信していきます。

年齢、性別、職種、生産者や消費者など様々な垣根を越えて人が繋がり、共に新しいアイデアを創り上げる「共創」という考え方を、私はとても大事にしています。
叶芽ではそんな共創の仲間たちが気軽に集い、情熱が連鎖していくような場を作っていきたいと考えています。

いつもの境界線を越えて人と繋がることで、自分には縁のなかった情報に触れられたり、意外な化学反応が起きたりします。他人の異なる価値観と接することで、固まっていた殻を破って新しい世界を発見するかもしれません。

叶芽を通してさまざまな人が繋がり、夢を語り合い、その対話を通じてあなたに少しでもポジティブな変化が起きていくことを願っています。